無の空間の謎に迫る 真空とインフレーション宇宙論
『無の空間の謎に迫る 真空とインフレーション宇宙論』
NEWTON ムック
ざっと宇宙論の現状を眺め、楽しむには手ごろな本かもしれない。真空と…となっているが最新の宇宙論が網羅的に紹介されている。
真空は無ではなく量子論では短時間にそれも短ければ短いほど素粒子が激しく生成・消滅を繰り返しているという。宇宙は(無のような)真空から生まれたということであるが、考えてみれば存在するものには必ずその起源がある筈であり、辿っていけばいつかの時点で無から生まれたということにしかならないのではないかと思う次第である。