明解量子宇宙論入門
『明解 量子宇宙論入門』
著者:吉田伸夫
発行所:講談社
KIndle版を購入したのだが、とんでもない本を買ってしまった。数式で宇宙論を説明する本だからである。大学の宇宙物理学専攻の学生あたりを想定して書かれた本であると思える。
買ってしまったものは仕方ないので、数式はお呪いと見て飛ばし、文章のみを読んでみた。最新の宇宙論まで含めて数式でどのように解釈できるかを説明しているようだ。対象とするところはブライアン・グリーンの『隠れていた宇宙』と重複するところが多いように思う。
目次の構成の構成は次のようになっている。
第Ⅰ部 相対論と量子論
第1章 一般相対論に基づく宇宙モデル
第2章 場の量子論的なふるまい
第Ⅱ部 加速膨張する宇宙
第3章 インフレーションのメカニズム
第4章 暗黒エネルギーとはなにか
第5章 インフレーションを検証する
第Ⅲ部 宇宙の始まり
第6章 原初的原子からの誕生
第7章 振動する宇宙
第8章 永遠に生み出される宇宙
第Ⅳ部 並行宇宙
第9章 物理定数の異なる宇宙
第10章 マルチバースと人間原理
第11章 多世界解釈
Comments