系外惑星と太陽系
『系外惑星と太陽系』
著者:井田茂
岩波新書
著者は『宇宙生命論』の一人である。
京都モデルに代表される惑星形成論は系外惑星が大量に発見され、太陽系には見られない様々な惑星が発見されるに及んでその修正・拡張が必要になってきた。太陽系の各惑星がどのように出来てきたのかも見直されることになった。惑星は太陽系内で移動して現在の位置に収まったようだ。筆者は主にシミュレーションモデルにより「形成論」の見直しを図っている。発見されてきた系外惑星の分類・整理を通じて、地球とは何か、系外ハビタブル惑星の条件とは何かを論じている。