宇宙は本当にひとつなのか
『宇宙はほんとうにひとつなのか』 著者:村山 斉 ブルーバックス出版 暗黒物質、宇宙の大規模構造、暗黒エネルギーの解説からはじめて、多次元宇宙(10~11次元)、異次元宇宙(マルチバース)に話を移し、宇宙は本当にひとつなのか‥で締めている。話題性のあるテーマに絞っているので...
パラレルワールド
『パラレルワールド』 著者:ミチオ カク 訳者:斉藤隆央 NHK出版 アマゾンのKindle本をダウンロードして読んだ。まだ馴れないせいか、紙の本の方が親しみを感じるのであるが‥‥。 ミチオ カクは。最近NHKのテレビ番組「NEXT...
素数はなぜ人を惹きつけるのか
『素数はなぜ人を惹きつけるのか』 著者:竹内 薫 朝日新聞出版 宇宙論と直接は関係ないのだが、気晴らしにこんな本を読んでみた。 素数は暗号に利用されているが、宇宙の構造と密接な関係があるらしい。当然、未だ解かれていないリーマン予想の話があり、素数が原子核の構造を決定している...
宇宙の扉をノックする
『宇宙の扉をノックする』 著者:リサ・ランドール 翻訳: 向山信治 塩原通緒 NHK出版 この本は幾つかのテーマからなる。 一番目は人間サイズから極微のプランクスケールへの旅と逆方向の宇宙のスケールへの物理の旅の話。 二番目はこの極小の物質世界と極大の宇宙の秘密を解き明か...
ワープする宇宙
『ワープする宇宙』 著者:リサ・ランドール 向山信治 監訳 塩原道緒 訳 KHK出版 標準モデルの階層性問題-ヒッグス機構が粒子に質量を与える仕組みで、ごまかしを加えないと成立しない…をいかに解決するかというのがこの本のメインテーマであると思う。大雑把な筋書きは以下ののよ...
マンガ超ひも理論 我々は4次元の膜に住んでいる
『マンガ超ひも理論 我々は4次元の膜に住んでいる』 川合光 編著 高橋繁行 作画 『はじめての<超ひも理論>』著者の川合光さんの本の方が詳しく書かれているが、こちらの方はもっと一般向けの本で、楽しく分かり易く超ひも理論を解説してくれている。マンガなので、あっというまに読み終...
はじめての<超ひも理論>
『はじめての<超ひも理論>』 川合 光 著 講談社現代新書 書名に「はじめての」とあるようにわかり易い解説ではあるが、一般的な紹介本以上の内容がある。 超ひも理論を解くための摂動論の問題と非可換幾何学の行列模型などについて解説されている。...
超ひも理論と宇宙
『超ひも理論と宇宙』 吉川圭二 著 裳華房 ひも理論と宇宙論の関係についてどのように解説しているかと思って買ってみたのだが、ひも理論につての解説が主で、宇宙論との関係については僅かなページしか割いていない。多元宇宙との関係については全く触れられていない。ひも理論についての解...
多世界宇宙の探検
『多世界宇宙の探検』 アレックス・ビレンケン 著 林田陽子 訳 日経BP社 インフレーション理論をベースに、宇宙が空間も時間もない無から量子トンネル効果によって生まれたという。他にどんな原因もいらないというのは説得性があるように思える。...
あなたの知らない宇宙138億年の謎
『あなたの知らない宇宙138億年の謎』 縣 英彦 監修 洋泉社 ごく最近出版された(初版発行8月21日)本ということなので買ってみた。様々な宇宙の謎についての解説書ということではなく、網羅的に宇宙に関する謎が平易に紹介されている。ロケットや宇宙探査機、天体望遠鏡など、一般の...